「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
13歳からのアート思考
率直にすごく面白い本だった。そして役に立つ。
知っててお得!とかそーゆう役に立つ系ではないけど、これから人生を生きていく上でのモノの見方とか考え方に、影響がある。
13歳からの、とは書いてあるが、普通に大人向け。
アートってなんのためにあんの?
美術の授業って意味あるの?って思ってたから少し気になって読んでみました。
現役の中学校・高校の美術の先生が執筆された本です。
「この本は哲学書だな」というのが自分の感想
そもそもアートとはなんなのか?なんのためにあるのか?
という一回くらいは考えたことがありそうな疑問から派生して
ものごとの捉え方を考えさせられる。
具体的アート作品を題材にして進んでいくので、読みやすい。
それでいて、今までのものごとの見方や考え方がいかに薄かったかを強烈に認識させられる。
これから人生100年時代になり、ありきたりな話ではあるがAIなどの技術が発展して行くであろう時代
少し前の「良い大学、良い会社にいけば一生安泰」という人生設計はもう描けない日本
そんな正解のない人生を生きていくなかで、ものごとをしっかり捉えて考える習慣は、
知識やその時代時代で必要とされる陳腐な技術とは一線を画し、常に役に立つものになるだろう。
アートを通じて、そのような考え方・ものごとの捉え方を学ぶことができるとは想像していなかった。
結構おすすめの本です。