続:【医学生向け】研修病院の選び方
自分の就職活動を振り返ってみて
地方国立大に通っていました。地元は全く違う地方で、そちらに戻ろうと考えていたので、病院見学は結構大変でした。
まず、5年生の実習はかなりつめつめにスケジュールされていて、その間を縫って病院見学をしようとすると、数週間弱しかない冬休みか夏休みしかありません。
また、病院と予定を合わせるのも一苦労でした。
先ず、病院見学は基本的に平日しか受け入れていないことが多く(徳州会などは土曜日もOKでした)基本的に土日しか休みの無い医学部5年生にはなかなか厳しいです。
一般的な見学の流れとして
都合のつく日を最低限2,3つは提示して、それから相手の返信を待つことが多いです。すぐに連絡が帰ってきたら良いですが、すべての病院がそうではありません。一週間くらい待たされることもありました。
一旦日程を提示したら、その日は病院見学が入る可能性があるので、別の病院に「この日なら可能です」と言うことができません。
そのため、例え二週間休みがあっても平日すべてで10回の見学をいれるなどとても無理で、頑張って5つくらいでした。
そのため自分はかなり早いですが4年生の終りくらいから見学に行き始めました。
一番始めは実家の近くの病院に見学(ここが意外と良くて本気で最後まで悩んだ。病院見学に行くと交通費が貰えたので貧乏学生にはありがたくて、帰省のたびに見学に行かせていただきましたw)
あとはガチの地元の病院に見学にも行きました。
ここは本当にアットホームで良かったんですが、あまりに自分の地元コミュニティーに近く断念笑
採用担当の方とか事務の方が、自分のことを保育園のころから知っていてくれるとか
この人は父の知り合いとか、ここの看護師さんは母の同僚の奥さん、とか
逆に少しやりづらいレベルだなと思って辞めました笑
あとは隣県の結構有名なところに行ったりとか
でも県が違うってだけで、いじめられるとかでは全然ないけど
アットホーム感が違うなと感じました
やっぱり見学に行ったときの雰囲気とか、どれだけ歓迎されてるかって、こうやって書いてみるとかなり大きなファクターではあったんだなと思います
どうしてもアットホームさってある程度田舎度と相関関係があります。
まあ慣れれば都会でもなんてことは無いのでしょうが、田舎そだちの自分としては、都会過ぎるよりもちょっと田舎の方が良かったんでしょう。
結果として地元の県の一番人気の病院を選び無事採用してただきました。
やっぱ倍率高いところはある程度その人気の妥当性があるので、遠方で情報少ない場合は人気のところから狙ってみるのも一つの戦略かもしれませんね。
研修を終えて思っていることをざっと羅列します。
・やっぱ人気病院で研修させて貰えて良かった。つまり就活にしっかり時間を割いてしっかり準備して良かったです。
・何が良かったって、優秀な先輩、同期、後輩からの刺激(セレクションがかかっているので優秀な人が多かった)
医療に本気な研修病院の姿勢
研修担当の方、事務さんたち
福利厚生・お給料
人数少ないから色々経験させてもらえる
実家に近い
当直の経験(当直に対する漠然とした怖さは無くなる。ここから先は対応できない、というラインが身につく。)
医師免許持ってるだけのど素人から医者のはしくれくらいまで育てていただいた
・あまりにハイポ病院を選ぶとたぶんやばい、ど素人のまま「お医者さん」として世の中に放たれることになる。
まあこんな感じです。