プロの帝王切開
緊急帝王切開がありまして
まだ助手の独り立ちとして許可が出ていない自分が当直の時は
助手をしてもらうためにオンコール(医師の人数が足り無くなったときにわざわざ家から病院まで来て貰う)の先生を呼ぶことになります
これが自分的には結構くやしくて笑
早く助手やりたいなって自分では思っています
オンコールの先生をわざわざ深夜に起こすのも非常に申し訳ないですし
でも命や赤ちゃんの予後がかかった場合には、本当にプロフェッショナルがやらないといけないことも重々わかっています
昨日はそんなわけで帝王切開がありまして
1件目は赤ちゃんの心拍が急に落ちたから緊急切開になりました
大人で例えると口塞がれて呼吸できないみたいな感じに近いかもしれません
時間がたつと赤ちゃんに重篤な後遺症を残す可能性があり、めちゃくちゃ急がないといけません
上の先生が呼ばれて、助手をやっていただきました
その動作ひとつひとつが凄すぎて、本当に感動
自分が緊急の時に助手がさせてもらえないのも納得しました
早く動いている感じではないのにどれも有効な動きで、かつ鮮やか
そして術者がとても手術しやすそう
わかってはいましたがやっぱり目の前でみるとかなり良い意味でショッキングでした
二例目はそれが終わった直後に笑
こっちはそんなに急がないけど、まあ今にうちに赤ちゃん出してあげたほうがいいですね、という感じで手術になりました
こっちもこっちで学ぶことがありまして
別の先生が助手をされたんですが、女性の先生でこちらは非常に基本に忠実な印象
手術中にも患者さんへの声掛けもとてもやさしくて
患者さんとしたら安心できるだろうなあって 勉強になりました
それでいて優しいだけでなく
オペ中に絶対大切なところでは術者の先生に「そこの糸ちょっとゆるんでるよ」って教えたりして(術者の先生も専門医で自分からみたら凄すぎてバリバリこなす先生)
自分が助手できなくて悔しい けど とっても勉強になってモチベアップになる
緊急カイザー2連発でした笑
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